「子どもの運動神経を伸ばしたいけれど、何をさせればよいの?」「コーディネーショントレーニングは、どのような運動なの?」

子どもの運動について調べていると、コーディネーショントレーニングという言葉を目にすることがあります。

コーディネーショントレーニングは、見る・聞く・身体で感じる情報に合わせて、身体を思い通りに動かすための練習です。運動神経を一気に伸ばす特別な方法ではなく、走る、跳ぶ、投げる、止まる、バランスを取るなど、さまざまな動きを経験します。

この記事では、コーディネーショントレーニングの意味、子どもの運動能力との関係、代表的な7つの力をわかりやすく解説します。

この記事でわかること

子どもの年齢や運動経験に合わせて、身体の使い方を楽しく広げる方法を見ていきましょう。

コーディネーショントレーニングは動きを広げる練習

公園で異なる方向へ動きながら運動する日本人の子どもたち

コーディネーショントレーニングは、見る・聞く・身体で感じる情報に合わせて、身体を思い通りに動かすための、さまざまな動きの練習です。

速く走ることや、ボールを上手に投げることだけを目指すのではありません。相手やボールの位置を見て動く、合図を聞いて止まる、力加減を変える、崩れた姿勢を立て直すといった経験を重ねます。

コーディネーショントレーニングの基本は、以下の3つです。

身体を思い通りに動かすための多様な動き

コーディネーショントレーニングでは、身体を思い通りに動かすために、さまざまな動きを経験します。決められた動きを同じように繰り返すだけではなく、周囲の状況を見ながら、動く速さや方向、力の入れ方を調整することが特徴です。

たとえば、同じボールを投げる動きでも、近くの相手には弱く、遠くの相手には少し強く投げる必要があります。相手との距離を見て力を変えることも、身体を状況に合わせて動かす経験です。

子どもは、運動中に目や耳、身体からさまざまな情報を受け取っています。ボールがどこにあるのか、相手がどちらへ動いたのか、合図が聞こえたのかなどを感じ取り、その情報に合わせて身体を動かします。

このときに意識したいのは、筋力の強さだけではありません。姿勢を保つ、動くタイミングを合わせる、力加減を変える、動作の順序を考えるといった、身体全体の調整が関係します。

基本動作や身体の使い方を経験する

コーディネーショントレーニングでは、基本動作を状況に合わせて行います。これらは特定のスポーツだけで使う動きではなく、日常の遊びや多くの競技に共通する身体の使い方です。

基本動作と、経験できる身体の使い方は、以下のとおりです。

基本動作経験できる身体の使い方
走る・避ける相手や周囲を見て、進む方向を変える
跳ぶ・着地するタイミングを合わせ、姿勢を保つ
投げる・受けるボールの位置や距離に合わせて力を変える
止まる合図を聞き、動きを切り替える
バランスを取る身体の傾きを感じて姿勢を立て直す

最初から動きを正確にできる必要はありません。失敗したときに姿勢や力加減を変え、もう一度試すことも大切な経験です。

遊びや運動の中で条件を変える

特別な器具を使うことだけが練習ではありません。同じ遊びでも条件を少し変えると、子どもが考えながら身体を動かす機会になります。

遊びに加えられる変化は、以下のとおりです。

変える条件経験できる動き
合図音を聞いて動き出す、止まる
方向進む向きや身体の向きを切り替える
距離相手との距離に合わせて力加減を調整する
速さゆっくり動く、素早く反応する

条件を変えるときは、急に難しくしすぎないことが大切です。子どもが少し考えればできる程度から始め、様子を見ながら速さや距離を調整しましょう。できない動きを無理に繰り返すのではなく、楽しみながら試せる環境を整えることが、動きの経験を広げます。

このように、コーディネーショントレーニングは、特定の技術を早く身につけるためだけのものではありません。さまざまな状況に合わせて身体を動かし、自分なりに試行錯誤する経験を重ねる活動です。

※コーディネーショントレーニングの説明については、以下の資料を参考にしています。

出典:文部科学省「幼児期運動指針ガイドブック」PDF山口大学教授監修「コーディネーション運動で養う7つの能力」PDF

コーディネーショントレーニングの基本

体育館で合図を見て動き出そうとする日本人の子ども

コーディネーショントレーニングは、身体を動かすだけでなく、周囲の情報を受け取って次の動きを調整する練習です。見る・聞く・身体で感じるという感覚と、姿勢やタイミング、力加減などの身体操作を組み合わせます。

基本を理解するうえで、押さえたい内容は以下のとおりです。

まずは、身体が受け取った情報をどのように動きへつなげるのかを見ていきます。

見る・聞く・感じる情報で動く

子どもは、動く前に周囲のさまざまな情報を受け取っています。ボールの位置、相手との距離、進む方向、保護者や指導者の合図などを確認し、その場面に合う動きを選びます。

たとえば、ボールが右から来たら右へ身体を動かし、「止まって」という声を聞いたら足を止めます。バランスを崩したときには、身体の傾きを感じながら姿勢を立て直します。

見たものや聞いたこと、身体で感じた変化を、次の動きにつなげる経験が大切です。

走る・跳ぶ・投げるを組み合わせる

基本動作は、一つずつ単独で行うとは限りません。実際の遊びやスポーツでは、走りながら避ける、跳んだあとにバランスを取る、相手を見て投げるなど、複数の動きを続けて使います

動きの組み合わせと、身体を調整する場面は以下のとおりです。

動きの組み合わせ身体を調整する場面
走る・止まる合図や相手の動きに合わせる
跳ぶ・着地する空中で姿勢を保ち、着地後に立て直す
投げる・受けるボールの位置や速さに合わせる
避ける・方向を変える周囲を見て進む向きを変える

筋力トレーニングや一つの競技の技術だけで、こうした調整がすべて身につくわけではありません。さまざまな動きを組み合わせ、状況に応じて試すことが、身体の使い方を広げるきっかけになります。

子どもの運動能力につながる理由

芝生の上で跳んで安全に着地する日本人の子ども

コーディネーショントレーニングは、多様な動きを経験することで、基本的な運動技能や身体操作を学ぶ機会になります。ただし、取り組む内容や子どもの年齢、運動経験によって、効果や変化には個人差があります。

運動能力との関係を考えるときは、伸びた・伸びないだけで判断せず、どのような動きを経験したのかにも目を向けます。

運動能力との関係を考えるポイントは、以下のとおりです。

多様な動きが運動能力とどのようにつながるのか、順番に整理します。

多様な動きが基本動作の経験になる

走る・跳ぶ・投げる・捕るなどの動きは、姿勢を保つ、手足を連動させる、タイミングを合わせるといった複数の要素から成り立っています

同じ動きでも、合図や距離、方向、使う用具を変えると、子どもは周囲を見ながら動き方を考えます。こうした経験は、基本動作を身につけるための練習機会になります。

一方で、練習した動きに近い技能ほど変化しやすく、すべての運動能力が同じように伸びるとは限りません。できるようになった動きと、これから経験したい動きを分けて見守ることが大切です。

「運動神経」は一つの力ではない

「運動神経がよい」は、「走る・投げる・新しい動きを覚える・相手に反応する」など、複数の特徴をまとめた表現です

関係する要素は、以下のとおりです。

  • 姿勢を保つバランス
  • 合図や相手の動きに反応する力
  • 手足を一緒に動かす協調性
  • 動く速さや方向を変える力
  • 力加減やタイミングを調整する力

そのため、一つの能力だけを鍛えれば「運動神経」がよくなると考えるのではなく、さまざまな身体の使い方を経験できる環境を整えることが大切です。

効果には年齢や経験で差が出る

子どもの基本動作を対象とした研究では、運動技能の改善が報告されています。ただし、研究で行われた活動や対象年齢はそれぞれ異なり、コーディネーショントレーニングという名前の活動をすれば、誰にでも同じ変化が出るとまではいえません。

変化に関係する要素には、以下のようなものがあります。

要素違いが出る部分
年齢・発達取り組みやすい動きや理解のしやすさ
運動経験これまでに経験した動きの種類や量
活動内容ラダー、ボール、遊びなどの課題の違い
実施方法難しさ、声かけ、実施期間の違い

「運動能力の向上につながる可能性」は示せますが、「必ず運動神経がよくなる」「必ず足が速くなる」とは断定できません。活動内容や子どもの経験によって、変化が表れやすい動きも異なります。

※運動技能への効果と個人差については、以下の資料を参考にしています。

出典:Loganほか「子どもの基本動作介入のメタ分析」PubMedMorganほか「若年者の基本動作介入に関する系統的レビュー」PubMed

コーディネーション能力を支える7つの力

公園でバランスや反応など異なる動きを経験する日本人の子どもたち

コーディネーション能力は、身体を状況に合わせて動かす力を理解するため、代表的な7つの力に整理されます。名称や分類方法は資料によって異なるため、ここでは子どもの動きを考えるための代表例として紹介します。

7つの力は、以下のとおりです。

子ども向けの説明
定位能力自分・相手・ボールの位置や距離をつかむ
リズム化能力音や動きのタイミングに合わせる
分化・識別能力手足の動きや力加減を調整する
反応能力合図や相手の動きに合わせて動く
バランス能力姿勢を保ち、崩れた身体を立て直す
連結・結合能力手足や体幹の動きを組み合わせる
変換能力状況に合わせて動きを切り替える

7つの力は、実際の動きの中で別々に働くわけではありません。ボールを受けるだけでも、位置をつかみ、タイミングを合わせ、手足を動かし、姿勢を保つなど、複数の力が重なっています。

「7つすべてを順番に鍛えなければならない」という意味ではなく、子どもの動きを観察するための視点として活用すると理解しやすくなります。

※7つの能力の分類については、以下の資料を参考にしています。

出典:山口大学教授監修「コーディネーション運動で養う7つの能力」PDF立命館大学「運動能力のベースをつくるコオーディネーション運動」

7つの力を子どもの動きで考える

公園でボールを見ながら相手を避けて動く日本人の子どもたち

7つの力は、用語だけで覚えるよりも、子どもの日常の動きや遊びに置き換えると理解しやすくなります。一つの遊びの中で複数の力が使われることにも注目しましょう

具体的な場面は、以下のとおりです。

日常の遊びを思い浮かべながら、それぞれの力がどのように表れるかを確認しましょう。

ボールや相手を見て動く

ボールを追う、相手を避ける、合図で止まるといった場面では、周囲の位置をつかみ、情報に反応し、姿勢を保つ必要があります

たとえば、ボールが近づいたときに一歩下がる、相手が進んだ方向とは反対へ走る、合図を聞いて動きを止めるといった動きです。これらは定位能力、反応能力、バランス能力が重なった例と考えられます。

力加減とタイミングを変える

力加減やタイミングを調整する動きは、日常の遊びにも含まれています。具体例は、以下のとおりです。

場面調整すること
近い相手へボールを投げる強く投げすぎない力加減
手拍子に合わせて跳ぶ音と動きのタイミング
小さな場所へ着地する足を運ぶ位置と身体の姿勢
道具を持って走る手足と体幹の動きの組み合わせ

分化・識別能力、リズム化能力、連結・結合能力は、このような動きの中で経験できます。遊びの中で複数の動きを組み合わせると、能力同士の関係も捉えやすくなります。

一つの遊びで複数の力を使う

実際の運動では、7つの力が一つずつ順番に現れるわけではありません。鬼ごっこなら、相手の位置を見て、走る方向を変え、速度を調整し、ぶつからないように止まります。

ボール遊びでも、ボールの位置を見る、落ちるタイミングを予測する、手を伸ばす、受けたあとに姿勢を立て直すという動きが続きます。

大切なのは、用語を正しく言えることではありません。子どもがどのように周囲を見て、考え、身体を動かしているのかを見守ることです。

多くのスポーツに共通する動きの土台

芝生の上をボールを持って走る日本人の子ども

コーディネーショントレーニングで経験する動きは、多くのスポーツに共通する身体の使い方の土台になり得ます。ただし、基礎的な動きができれば、競技固有の技術まで自動的に身につくわけではありません。

スポーツとの関係を確認するポイントは、以下のとおりです。

走る・跳ぶ・投げるが土台になる

走る、跳ぶ、投げる、着地する、姿勢を保つといった動きは、さまざまな競技で使われます。共通する動きとスポーツでの場面は、以下のとおりです。

共通する動きスポーツでの場面
走る・加速するコートやフィールドを移動する
跳ぶ・着地するボールや相手に合わせて動く
投げる・受けるボールを仲間へつなぐ
姿勢を保つ動きながら次のプレーへ移る

こうした動きの経験があると、自分の身体をどのように動かすかを考えるきっかけになります。基礎動作を経験しても、競技ごとの技術は別に身につけていく必要があります。

見る・止まる・方向を変える

球技では、走る速さだけでなく、周囲を見て動きを変える力も必要です。相手や味方の位置を見ながら進む方向を変え、必要な場面で止まり、次の動きへ移ります。

鬼ごっこやボール遊びの中でも、同じような経験ができます。競技用の動きをそのまま練習しなくても、遊びの中で周囲を見て反応する機会を増やせます。

競技の技術は別に練習する

コーディネーショントレーニングは、すべての競技技術を身につける代わりにはなりません。競技ごとに練習する技術は、以下のとおりです。

  • サッカーのキックやドリブル
  • 野球の投球や打撃
  • 水泳の泳法
  • バスケットボールのシュート

このような技術は、それぞれの競技で動き方を学び、繰り返し練習する必要があります。コーディネーショントレーニングは、競技練習を支える身体の使い方を広げる活動として考えるとよいでしょう。

子どもの走る土台や身体の使い方については、以下の記事で詳しく解説しています。
子どもの走り方を育てるには?伸び悩まない走る土台の作り方

家庭でできる運動遊びの工夫

自宅で保護者と柔らかいボールを使って遊ぶ日本人の親子

家庭では、特別な器具や長時間の練習を用意しなくても、日常の遊びに少し条件を加えることで、身体を動かす経験を増やせます。子どもが楽しめることと、安全に続けられることを優先しましょう。

家庭で試しやすい内容は、以下のとおりです。

家庭で無理なく取り入れやすい方法から、具体的に見ていきましょう。

合図で止まる・動く

合図を聞いて動き出したり止まったりする遊びは、音に反応して身体を切り替える経験になります。

たとえば、保護者が「青」と言ったら歩き、「赤」と言ったら止まる遊びから始められます。慣れてきたら、合図の言葉を変えたり、動きを反対にしたりして、少しだけ考える要素を加えます。

方向と距離を変える

同じ「投げる」「走る」という動きでも、方向や距離を変えると、身体の使い方が変わります。遊びの変化と経験できることは、以下のとおりです。

遊びの変化経験できること
右・左へ移動する進む方向を切り替える
近い場所へ投げる力を弱めて調整する
少し遠い場所へ投げる力を加えて距離を伸ばす
決めた場所で止まる速度を落として姿勢を保つ

距離を急に伸ばすのではなく、子どもが「少し考えればできる」と感じる範囲から始めることがポイントです。子どもが余裕を持って取り組める距離から始めると、動きの変化にも気づきやすくなります。

少し考えればできる難しさにする

家庭での遊びは、失敗を繰り返させるための練習ではありません。用具、距離、速さ、合図の数などを調整し、子どもが試してみようと思える難しさにします。

難しさを調整する方法は、以下のとおりです。

  • ボールを大きくして受けやすくする
  • 投げる距離を近くする
  • 動く速さをゆっくりにする
  • 合図の数を少なくする
  • 保護者が一緒に動いて見本を見せる

できたかどうかだけでなく、「前より長く続けられた」「自分で動き方を変えられた」といった変化にも目を向けましょう。

短時間と安全を優先する

運動遊びは、長時間続けることが目的ではありません。子どもの体調や気持ちを確認し、疲れたり嫌がったりしたときは休むことが大切です。

周囲の安全を確認するポイントは、次のとおりです。

  • ぶつかる家具や道具がないか
  • 床が滑りやすくなっていないか
  • 走る方向に人や物がないか
  • 遊びを続けられる体調か

家庭で行う場合も、できない動きを無理に反復させず、子どもが楽しく取り組める範囲で行いましょう。

※幼児期の多様な運動遊びと安全への考え方については、以下の資料を参考にしています。

出典:文部科学省「幼児期運動指針」文部科学省「幼児期運動指針ガイドブック」PDF

年齢と得意不得意に合わせる進め方

体育館で年齢の異なる日本人の子どもたちを見守る大人

コーディネーショントレーニングを始める年齢に、絶対的な決まりはありません。幼児期から遊びの中で取り入れられますが、年齢だけで内容を決めず、発達や運動経験、子どもの興味に合わせることが大切です。

年齢や個人差を考えるポイントは、以下のとおりです。

始める年齢に決まりはない

幼児期は、走る・跳ぶ・投げるといった基本動作を遊びながら経験しやすい時期です。小学生になってからでも、これまで経験していない動きを試すことはできます。

大切なのは、何歳から始めたかだけではありません。子どもが説明を聞いて動けるか、楽しんで続けられるか、少し難しい課題に挑戦できる状態かを見ながら進めます。

発達と運動経験で難しさを変える

同じ年齢でも、得意な動きや経験してきた運動は一人ひとり異なります。課題を選ぶときは、次のような様子を確認しましょう。

  • 子どもがやってみたいと思っているか
  • 動きの説明を聞けているか
  • 無理なく身体を動かせているか
  • 失敗してももう一度試そうとしているか
  • 疲れや不安が強くなっていないか

できる動きから始め、用具や距離、速さを少しずつ変えると、子どもに合う難しさを見つけやすくなります。

ゴールデンエイジを焦りにしない

ゴールデンエイジという言葉は、子どもが動きを身につけやすい時期を説明する考え方として使われます。ただし、「この時期を逃すと伸びない」「今しか身につかない」と、年齢だけで決める考え方にとらわれるのは適切ではありません

子どもの運動学習は、年齢だけでなく、課題、経験、指導方法、成熟度などによって変わります。今できることや、少し頑張ればできそうなことを見ながら、無理なく経験を広げていきましょう。

子どものゴールデンエイジについては、以下の記事で詳しく解説しています。
子どものゴールデンエイジとは?年齢ごとに大切にしたい運動経験も参考にしてください。

※年齢固定の考え方と運動学習については、以下の資料を参考にしています。

出典:Solumほか「A Golden Age for Motor Skill Learning?」PMCVan Hoorenほか「Sensitive Periods…」DOI

FREE STYLEの教室で行う運動

体育館で日本人の指導者に見守られながら運動する子どもたち

FREE STYLEのコーディネーション教室では、子どもの年齢や発達段階、運動経験に合わせて、さまざまな身体の使い方を経験します。特定の技術だけを繰り返すのではなく、楽しみながら動くことを大切にしています。

教室で行っている主な内容は、以下のとおりです。

教室でどのような動きを経験できるのか、活動例と参加前に確認したい点を紹介します。

5歳から12歳頃の動きを支える

コーディネーション教室は、5歳から12歳頃の子どもを対象としています。実際の参加条件やクラス内容は変更される場合があるため、最新の情報は教室案内で確認してください。

子どもの年齢が同じでも、運動経験や取り組みやすい難しさは異なります。教室では、参加する子どもの様子を見ながら、活動内容を調整します。

リズム・バランス・反応を経験する

教室で経験する動きの例は、以下のとおりです。

  • リズムステップ
  • バランス運動
  • ラダー・ミニハードル
  • 合図への反応

これらの活動を通して、音や合図に合わせる、姿勢を保つ、足を運ぶ位置を調整するなど、さまざまな身体の使い方を試します。

ボール操作とゲームで楽しく動く

ボールを使った身体操作やゲーム形式の運動では、相手やボールの位置を見て動く経験ができます。活動と経験できることは、以下のとおりです。

活動経験できること
ボール操作位置や距離に合わせて手足を動かす
ゲーム形式の運動周囲を見て動きや方向を変える
合図を使う活動音や声に反応して動き出す、止まる

勝ち負けだけを目標にせず、子どもが試しながら動き方を見つけられるように進めます。「前よりも動きやすくなった」「自分から試してみた」といった変化にも目を向けましょう。

見学や体験で相性を確かめる

運動教室を選ぶときは、対象年齢や活動内容だけでなく、子どもが安心して参加できる雰囲気かどうかも確認しましょう。

見学や体験では、次の点を確認できます。

  • 子どもが活動に興味を持っているか
  • 説明を聞いて無理なく動けているか
  • 指導者や周囲の子どもとの雰囲気が合っているか
  • 楽しみながら続けられそうか

詳しい対象年齢や参加方法は、FREE STYLEのコーディネーション教室をご覧ください。見学や問い合わせを希望する場合は、お問い合わせ・体験案内からご確認いただけます。

コーディネーショントレーニングのよくある質問

子どもの年齢や運動経験について、保護者が気になりやすい質問に答えます。

何歳から始められますか?

コーディネーショントレーニングは、幼児期から遊びの中で取り入れられます。ただし、始める年齢を一律に決めるのではなく、子どもの発達や興味、これまでの運動経験に合わせて内容を選びましょう。

運動神経はよくなりますか?

多様な動きの経験は、基本的な運動技能や身体操作の向上につながる可能性があります。ただし、効果には個人差があり、運動神経が必ずよくなる、足が必ず速くなると保証するものではありません。

家庭では何をすればよいですか?

合図で止まる・動く、方向や距離を変える、ボールを投げる・受けるなど、短時間でできる遊びから始められます。周囲の安全と子どもの体調を確認し、嫌がるときや疲れているときは無理に続けないようにしましょう。

どのスポーツに役立ちますか?

走る、跳ぶ、投げる、止まる、周囲を見て反応するなどの動きは、多くのスポーツに共通しています。ただし、サッカーのキックや野球の投球、水泳の泳法など、競技固有の技術はそれぞれの練習が必要です。

コーディネーショントレーニングをFREE STYLEで始める

屋外の運動場から保護者と歩いて帰る日本人の子ども

コーディネーショントレーニングは、運動神経を一度に変える方法ではありません。走る、跳ぶ、投げる、止まる、バランスを取るなど、さまざまな動きを状況に合わせて経験し、身体の使い方を広げる活動です

ここまでの内容を、以下の表にまとめます。

観点コーディネーショントレーニングの考え方
目的状況に合わせて身体を思い通りに動かす
経験する動き走る・跳ぶ・投げる・止まる・バランスを取る
動きの見方できたかどうかだけでなく、試行錯誤の過程を見る
進め方年齢や得意不得意に合わせて条件を調整する

年齢や運動経験に合わせて無理なく取り組み、子どもが楽しみながら試せる環境を整えることが大切です。

年齢や発達、得意不得意に合わせて難しさを調整すれば、運動が得意な子どもだけでなく、苦手な動きに少しずつ挑戦したい子どもも取り組めます。大切なのは、できるかどうかだけで判断せず、子どもが楽しみながら試せる環境を選ぶことです。

FREE STYLEのコーディネーション教室では、リズム、バランス、反応、ボール操作など、さまざまな身体の使い方を経験します。教室の雰囲気や子どもとの相性を確認したい方は、コーディネーション教室の紹介をご覧いただくか、見学・体験についてお問い合わせください。

FREE STYLEで確認されている活動構成:ジュニア向けの活動として、陸上競技、コーディネーショントレーニング、ドッジボールを組み合わせています。特定の技術だけでなく、さまざまな身体の使い方を考える際の土台になります。